疾風迅雷クォーツの休憩室

1年くらいブログの更新が滞ることがありますが、近況報告はYouTubeの雑談枠でやってます。

GWを利用して鋸山に行ってきたので感想を少し

GWを利用して鋸山に行ってきたので感想を少し

今週のお題「何して遊ぶ?」



 皆様、お久しぶりです。疾風迅雷クォーツと申します。以前はエンジニアとしての奮闘記やプレイしたゲームのレビュー記事などを書かせて頂いたのですが、仕事のことをあまりSNSに書くなと上司に怒られてしまったため、ブログの記事をすべて消させていただいております。今回こうしてはてなブログに戻ってきたのは、新たな趣味としてハイキングや登山を嗜もうと考え、だったらブログに登山の記録を残しておくことが、これから登山、ハイキングをしようかと考えている方にとっての助けになるだろうという親切心が2割、自分の足跡を残しておこうという記録が8割あります。

 まず最初に僕の登山家としての経験を少し話しておこうと思います。小学生のころ、僕の家族と友達の家族で高尾山に登った経験があり、小学校の修学旅行で榛名山に、中学校の修学旅行で八ヶ岳に登っています。これは山とは直接関係ないのですが、中学ではラグビー部に3年間所属していたため、体力、精神力は普通の人よりはあるのではないかと思っています。それと、高校の学校行事で歩こう会というイベントがあり、毎年5月になると秩父の山道を往復で20Km歩かされるということをやっておりました。なので、山道を歩くことに普通の人より抵抗がありません。今年に入ってからは、今回の鋸山ハイキングの2日前に奥多摩にある御岳山に登ってきたばかりです。何が言いたいかというと、山の経験は浅いですが、山に対する耐性みたいなものは備えていると自負しているので、慢心さえしなければそこそこの山なら登れてしまうだろうというのが正直な僕の感覚です。

都内からだと少し遠い印象



 ここからは僕が実際に鋸山に登った感想を述べていきます。

7:00 池袋駅 本当はもう少し早く起きて現地まで向かっているのですが、住所バレ防止の観点とより多くの人に使える情報を届けるという観点から、池袋スタートとさせてください。また、これから紹介する交通手段は、僕が実際に使ったものと少し異なる場合があります。これは、僕の実際の最寄駅を伏せて池袋スタートにする際に、不都合がないようにするためです。ご了承ください。

 

 登山と聞くと、いかにもまだ日の出ていないうちから準備して、早めに現地へ向かわなければならないというイメージがありましたが、今回は6時起床で行けたので、そこまで早起きしなければならないということはありませんでした。まあ本当に眠すぎて限界なら電車で寝ればいいので、楽といえば楽です。

 

7:10 新宿駅 Googleマップでは、ここで特急さざなみに乗るよう指示されたが、さざなみは乗るだけで別料金がかかるうえに、時間もそこまで短縮できない(ただし、ここから乗り換えなしで鋸山までの最寄駅に行けて、確実に座れるため、資金に余裕があるなら検討の余地はあるかと)ため、大人しく総武線で終点の千葉まで1時間半かけて向かいました。あまり混んでいなかったため、座ることに成功。ここで仮眠を取らせていただきました。

 

8:40 千葉駅 ここから内房線に乗り換える。外房線内房線総武本線でちょっと悩んだが、目的地をナビタイムで検索すると、鋸山に近い金浜谷、保田に行けるのは内房線ということになり、事なきを得た。千葉からはかなり混んでいて、普段マスクをしない僕も危険を感じてマスクをするほどだった。だが、それらの群衆は鋸山に向かうものではなく、途中の蘇我で野外フェスをやっていることの人だかりだった。

 

9:20 君津駅 ここまで来るともう山か海を目当てにしている者しかいない印象。鋸山周辺は山だけでなく海にも近いため、登山家だけでなく海の男もいるにはいる。とはいえ僕の見立てでは8:2で登山家が多い印象を受けた。

 

9:45 金浜谷駅 かなり長くなったが、これが写真の駅である。Googleマップではもう一つの最寄駅である保田駅がおすすめされていたが、山からの距離や今回挑戦するルートなどを加味して金浜谷で降りた。山と海に囲まれたいい景観をしていたが、スタートラインに立つまでに3時間かかるので、そこまで気軽に行ける山ではなさそうだ。

 

いよいよ登山開始!

 


 これまでは長々と鋸山までのアクセスを述べていきましたが、ここから本格的に山の感想を述べていきます、まず、僕が当初計画していたコースは、推奨ルートの中で一番難易度も高く、時間も要する3番の鋸山登山家コースでした。理由としては、今回の鋸山登山の2日前に奥多摩にある御岳山という山のそこそこ難しいコースを完走しているため、わりと自信があったからです。

 鋸山にはロープウェイがあり、それを利用して地獄のぞきやラピュタの塔などの観光名所を見て回るというのが最もポピュラーなコースで、テレビでも紹介されていたのですが、その日は強風のためロープウェイが運行休止していたため、ロープウェイに乗ることはできませんでした。そもそも、僕の当初の計画でもロープウェイに乗ることは考えていなかったため、そこはあまり影響しませんでした。

 

10:00 登山開始 鋸山のこれまでと違うと感じた点は、普通大抵の山にはビジターセンターがあり、そこで地図を手に入れたり、コースを決めて登山計画を確認するための施設があるのですが、鋸山にはそれがありませんでした。より正確に言うと、僕はそれを見つけることができませんでした。地図上では観光案内所があるのですが、僕はそれに気づかずにA分岐点まで来てしまいました。しかし、前日に登山ルートを前もって確認した上で鋸山のホームページからあらかじめ地図をダウンロードしておいたため、事なきを得ました。

 

10:45 切通跡 鋸山登山の際に驚かされたことは、当時の現地民の技術レベルの高さです。どの程度古いものかは分かりませんが、生活に不便そうな結構な山道にこれほど巨大な建造物を造れるものなのかと素直に感動しました。写真は載せていないのですが、道中の分岐から行ける猫丁場という施設は、岩でできた建造物の窓がハートの形にくりぬかれていました。(猫丁場は寄り道要素であるため、そこまで行ける余力のある人はなかなかいない)これはかなり高い技術力ではないでしょうか。少なくとも同じことをやれと言われたら僕はできません

 

11:30 東京湾を望む展望台 山に登る目的が山頂からの景色という人はここをゴールにするのもアリ。事実、ほとんどの登山者はここを山のゴールに設定している。そして、山頂はそこまで景色が良くない。本当はここから見える絶景をお届けしたかったのですが、写真を撮るのを忘れていたため、写真はお見せできません。申し訳ございません。ただ、かなり有名なスポットなので他の人が写真を上げている可能性はあるため、気になる方はそちらをチェックしてみるといいかもしれません。

 



 

11:50 鋸山山頂 鋸山に登山に来る人の印象として、かなり動ける人が多いという印象はあったが、展望台から山頂までの道のりで、より選別された印象がある。展望台までは、子供連れや老人などもちらほら見受けられたが、山頂に向かう道中では20代~40代の男性の比率が多くなっている感覚がある。それもそのはず。山頂へと向かう道は、これまでの観光名所や展望台をめぐるコースとは比にならないほど苛烈を極める。急勾配のアップダウンを幾度も繰り返した先に山頂はあるのだから。

 


12:15 林道コース 山頂に辿り着いた僕は思ってしまった。このまま来た道を引き返しても面白くないなと。早い話、ここまでのルートに僕は満足していなかった。確かに道中はキツイポイントはいくつもあった。ただ、登れないと思ったことはなかった。このままでは不完全燃焼に終わる。そう思いながら帰路に着こうとしたその時だった。僕は見つけてしまった。林道コースという標識と、その先に広がる道とは言えないほどの整備の整っていない獣道の存在を。

 僕が山で最も好きなのは、こういった道なき道だ。上の写真のような道は、歩いていてとても楽しい。案内の標識もなければ他の登山客に遭遇することもないが、気にピンクのリボンが等間隔で巻かれているため、迷わずに済む。

 この石碑がある辺りから、獣道は終わり長い砂利道に入る。車の往来は何度かあったが、歩行者にはひとりも会わなかった。林道コースを歩いた人の記事では、この砂利道は道が整備されて歩きやすいと書かれていたが、僕は全く逆の感想を抱いた。まず、石の凹凸による衝撃がダイレクトに足にくるので、とにかく足が痛い。道は続いているが、歩いても歩いても終わりが見えない。ただ、ひとつ救いだったのは、鋸山全体を通して電波状況がとてもよかったことだ。こういった山では、電波が繋がらないことはよくある。むしろ、電波は届かないものだと思っていた方がいい。おかげでGoogleマップGPS機能を使ってこの山道の終わりを確認することができた。それでも1時間以上は足の痛みと闘いながらこの砂利道を歩いたことには変わりはないが。

 

山だけではなく、海も楽しめる。それが鋸山

14:00 東京湾フェリー金谷港乗り場 ここからは山の感想ではなくなってしまいますが、フェリーに乗ること自体あまりなかったため記念に。砂利道を1時間かけて歩いた先に、フェリー発見!電車で帰ることを想定していたが、フェリーに乗って東京湾を渡る方が早く着くのではないかということ、単純にフェリーに乗りたいという好奇心、そして、お腹が空いていたのでどこか飲食店に入りたいという切実な現状を考慮して(フェリー乗り場には海鮮のレストランが併設されている)、フェリーに乗るという判断をした。

 レストランは満席で入れなかったが、売店で漁師バーガーという名の鰺バーガーを頂いた。この鰺は、レストランでも使われている鰺らしい。値段は900円。普通に美味しかった。写真は載せないが、デザートとして同じ売店でミックスソフトもいただいた。値段は400円。

 

 家族へのお土産にメンマを買った。後日、ラーメンのトッピングと酒のつまみとして食べたが、このメンマ、大きくて味もしっかりしているので、とても食べ応えがある。

15:00 フェリー内部 おそらく人生初フェリー。こういった船系のものに乗るのはディズニーランドの蒸気船マークトウェイン以来だろう。まず驚いたのが、車やバイクで船に乗ることができることです。それから、船内に売店があり、飲み物や軽食などを買うことができることも初めて知りました。このフェリーは久里浜という、神奈川の茅ヶ崎あたりまで運んでくれるフェリーのようです。当初は5000円以内ならフェリーに乗ろうと考えていたので、900円でフェリーに乗れることがとても嬉しかった。

 

17:00 JR久里浜駅→18:20 大崎駅→19:00 池袋駅 終了

 

使ったお金

交通費 池袋→浜金谷 1980円

    フェリー 金浜港→久里浜港 900円

    JR久里浜→池袋 1280円

食費 漁師バーガー 900円

   ミックスソフト 400円

合計         5460円

 

終わりに

 これまで登山経験は何度かあったものの、ソロでの登山は初めてだったので多少心配ではあったが、やってみると案外楽しかった。グループで行くと、予定をきっちりこなさなければならなかったり、体力の低い人に気を遣わなければならなかったりするが、それらのしがらみから解放されたことがより楽しさを増幅させている要因ではあると思う。現に今回も、林道コース変更やフェリーへの切り替えなど誰かと行ったらできないようなことをやっているので、これからもソロ登山は続けていこうと思う。

 ただ、今回は少し物足りなさも感じたので、今度はもう少しレベルの高い山に挑戦してもいいのではと感じた。